●左から・・・・・
フロアの塗装を落としましたので、左側からボディ各部の修正に入ります。補修箇所は以前の補修でおかしな部分、錆び、凹みと、スクレーパーで傷つけてしまった部分です。特に、微妙に膨らんでいたリアは時間がかかってしまいました。全面にパテを入れる羽目になりましたが、どうにか面らしきものは出た(ような気がする)。パテが黄色いので解りにくいですが、修正箇所は数十箇所です。
SJ10,20ではこのリブがチャームポイントですね。補修時は逆に面倒な箇所ですが、手を抜けません。ドアジャム(でいいのか?)などのメンドクサイ場所もしっかり塗装を落としました。パネル合わせ目も再現して、いよいよサフ入れの準備です。
180〜240番のペーパーで研いだ後に400〜800番まで番手を上げて脱脂。勿論、水研ぎはしません。以前は足付けが不十分でしたので、エッジや奥まった場所までしっかり足付けします。サフはエポキシ系のプライマーを使っていましたが、用品店で売っている自動車補修用が意外と安かったので今回からそちらを使っています(変性ウレタン)。ホイールアーチがラフですが、それはOKです。
左から、モッコリしていた部分。まぁ、OKでしょうか。めくり上げて防錆処理した上面は少し波打っていますが、元々そうなので良し。随分厳重にマスキングしていますが、これは未処理の箇所にミストが飛んで不具合が不用意に隠蔽されてしまうのを防ぐ為です。部分部分で仕上げてゆくとこの辺りが面倒ですね。
ここも・・・・・・・・・スッキリ! ココがこのように凹んでしまっていると、必ず雨水が溜まりますのでちゃんと直しました。
ホック穴と鉄板の合わせ目を埋めていますのでサッパリしていますが、フェンダーが取り付けられるとバランスが取れます。サイドシルも少しの凹みや歪みを綺麗に修正しました。純正のスポット溶接痕はなるべく残しています。よってパネルは完全に平面ではないのですが、体裁の良い言い訳ですね。
綺麗、サッパリ。既にボディを換装してから既に3ヶ月近く経ってしまいました。
●塗装剥離最終章!
リブたっぷりのメンドクサイ、本当にメンドクサイ。そんなフロアーも塗装を剥がして塗装(?)。もうスクレイパーでカリカリするのも終わりかと思ったら・・・・ありました。フェンダーフレアです。コレが無いと車検に通りませんから。
で、ものすごい膜厚で塗られています。勿論、カリカリして落とします。
これが、
4枚!!!
気合です。根性です。下地が黒ゲルコートなので剥がした部分がわかり難くなりますが、そこらへんに舞っているパテや塗料の粉末を塗りつけると画像のように境界がハッキリ見えて作業しやすくなります。吸い込みすぎると変な病気にかかってしまいそうなこの地獄の粉も役に立つことがあるんですな。これにて、スクレイパーによる塗装剥離、終了です。実に3ヶ月、刃を研いだ回数100回以上。刃の両側から研いで絶妙の角度を作り出すのがコツですが・・・多分、マネしない方が良いと思います。
●往復ビンタのように
左の頬を叩かれたら・・・・・
右を出せ!
そして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・塗れ!!
と、いう事で作業は右側面へ移行。こちらもホック穴とパネル継ぎ目のスムースと錆取りです。